2003年09月09日

憲法的原則を問う ダイヤモンド社(C) kei『経』 2003年9月号 No.2

P.0 巻頭エッセイ 憲法的原則を問う  by 奥平康弘

「すべて私たち諸個人は人間としてかけがえのない存在であり、そうした存在としてすべて人は平等な尊敬と配慮を受ける資格があるということだ。それを前提として国家政治が組み立てられ運営されなければならないという要請」(略)フランス人権宣言第一条「人は自由、かつ権利において平等なものとして生まれ、存在する」第四条「自由とは、他人を害しないすべてのことをなし得るところにある。」(略)大事なことは、個人がイニシアティブを取って自由闊達に生きていくこと。国家はそれを可能にするための最小限の調整はするが、権力はあくまでも厳しい限界のもとにおかれることである。

自由って何?

hon-cafe 2003/08/12号の橋本真由美さん(株式会社ハーシー 代表取締役)は「君は一人でも生きていける」とは言われたくない」(著者:丸山あかね)のコメントでこうおっしゃってます。

自由って、何も縛りのないところから生まれるのではなくて、周りの状況や自分を全部認めて、乗り越えた人にしか得られない。この本は「自分のオトシマエは自分でつける」、そんな著者の自由な恋愛を描いたものです。恋愛でも仕事でも、「覚悟がないと自由になれない」と言う面では全く同じだと思います。

丸山あかねさんはこう書いています。

私達は「正直に生きなさい」「人に嘘をついてはいけません」といって育てられます。「自分がされて嫌なことは人にしてはいけません」「最後に勝つのは正義なのです」なんてことを言われながら育つわけです。でも、社会という大きな枠組みの中での倫理観が「恋愛」というミクロな世界では何の意味も持たないということは誰も教えてくれませんでした。(略)立派に成長した人にだけ「至福の時」が与えられるわけではなく、自分自身に立ち向かおうという意志と行動力を持った人には、その過程にも悦びを与えてくれちゃうあたり、なんとも粋な計らいではありませんか。

うっかり読んでしまったことをヒトに知られたくない度ナンバーワンな本ですが(爆)、女の代弁者的なところの共感と男っぽいさっぱり開き直り具合が気持ちいいことは間違いありません。(アララ、ぜんぜん憲法のはなしじゃなくなっちゃっいました。)

Posted by riko at 2003年09月09日 12:23 | TrackBack
Comments
Post a comment