2009年12月31日

世界一幸福な国デンマークの暮らし方

「マッチ売りの少女」にあるような厳寒、貧困の国であったデンマークは、戦後の社会福祉国家としての制度改革によって、いまや「国民の幸福度ランキング」(「幸せです」と答えた国民の数が世界一多い。ワールド・バリューズ・サーベイ、2008)で世界第一位の生活大国となった。世界でいちばん幸せな生き方とはどういうものなのか? アンデルセンの童話に一節一節準えて紐解く。

とにかくすごいのは、生まれたときからなくなるまでの医療費、教育費は無料なんです(P.53) 。源資はもちろん税金。税金が世界一高い国なんです。そして、国家予算の75%が福祉や教育に当てられている。でもデンマーク人はそれを「負担」だと思っていません。なぜなら、国民が納得するように再配分しているからです(P.57)。

富の「再配分」の小さな相似形としてわかりやすいのは、保育園のおやつの時間。おやつは園児各自が各自宅から持ち寄るのですが、Aちゃんがバナナ、Bちゃんがイチゴ、Cちゃんがリンゴを持ってきたとすると、これらをそれぞれ切り分けて再分配するのです。連帯や、再配分の原理が、こういう小さいころから意識されているんです。(P.79)

あと、学校でも「自由」が尊重されます。来たくない子はこなくていい。でも「自由」には必ず「責任」が伴われることもキチンと教えます。(P.88 )

そんなデンマークにももちろん社会問題はあります。麻薬、エイズ、近親相姦です。エイズ蔓延よりはマシなので駅のトイレには麻薬の使用済みの針を捨てる収納箱が置かれているそうです。これらは「成熟した民主主義」、という名の下に「個人主義」と「自己責任」を進めてきた結果です。でも麻薬患者のように判断力や責任能力を失った社会的弱者(自分の蒔いた種だとはいえ)でも、本人と家族だけが負担を負うのではなく、社会全体で支えていこうという社会基盤があります。(P.193 )
「継続的に幸せな生活を送れるように常に自分で選択し、思いやりを持って目の前の社会に向き合っているのです。」


・・・をを! 今年も残すところあと数時間! ポジティブ志向な同僚のYuちゃんに言わせると、輝かしい来年まであと数時間!! なのだそうです。生まれて初めて、大掃除、お正月飾り、おせちやお餅、年賀状、すべて時間内に(紅白視聴まで)にやりおえたぞぉ~。(しかも今年の年越しそば+菜の花の辛子味噌和えはめちゃうま!!

今年もいろいろあったなあ~。前半戦は、人間関係とか効率に暗中模索で苦しんだわぁ(そう、こんな脳天気な私でもモガクことだってあるんですわ。お蔭様で芸の肥やしになりました♪)。今思えば、アレやればよかったとか、、、終わってからわかることもある。一方ではそのころ天からエンジェルが舞い降りて?、後半戦は私の歩く道に光が差し込み、やるべきことがはっきりわかってきました。この道が茨の道なのかどうかは近眼なのでよく見えないけれど、鼻歌歌って歩けば、なんとかなるさ♪

来年は、とにかく仕事を軌道に乗せなきゃぁ!! 結果はあとからついて来る。がんばるぞぉ~☆ みなさんはどんな2010年を過ごしますか。

Posted by riko at 2009年12月31日 20:23 | TrackBack
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