2003年04月16日

The Iraq Money Tree

(C)Herald TribuneApril 16, 2003

イラクへの侵略、占領、再構築は、アメリカの納税者に$100 billion以上を課すことになるだろう。一方、ラッキーな企業にとっては、イラクはprofit centerになるだろう。

政府関係者筋の企業がそれにまず着手したりと、すっかりえこひいきむきだしになっちゃって、金銭目的でない、武装解除だとか民主化だとかの大義が、まるでだいなし。

破壊された道や通信などのインフラを早急に復旧しなくちゃならないけど、競合や目先のことに一生懸命。だって、その復旧事業を押さえたら、初年度だけでなく2年度目以降もsome $20 billionだからね。

いまに始まったことではない。チェいニーが昔経営してたHalliburtonって会社なんか油田火災に際して再入札なしでいい次の2年間の契約をCorpsから与えられていて、それに$7 billionのディールを見こんでる。

Federal contracting regulationsも入札する暇がないほどの緊急時ならルールをはしょっていいよっていってるけど、Halliburtonが複数年の契約をそのままもらえることと他の会社じゃダメだった理由をCorpは明確にすべき。

ShultzのBechtel Groupとかこれからイラク石油産業を運営していくと見られてるFluor Corporationなんかも含まれてる。

これらの利権から仲間はずれにされた企業は怒ってる。こういうのはWTOの公平ルールじゃない。

今回の戦争は高い理想のもと遂行された。勝利はそれだけの価値のないタナボタ(bonanza)をブッシュ政権関係の企業に与えるべきではない。


… 関係ない余談ですが、最近、あるMLで、パネルディスカッションのパネリスト同士が互いに紹介しあっていたが、これは非常にいい。リアルでもバーチャルでも複数の人が集まるとき、自分がモデレータとして、そうしたいといつも思う。事前に『よせがきコム』で「この方の魅力的なところをそれぞれ書いてください!」とかやったらめっちゃおもしろそう。新たに魅力を発見できたりそれを人に知らせたりで気持ち良いし、そのひとへのプレゼントにもなるし。

長い柄のスプーン』の例え話ではないけど、人と人は互いにつながっていると、1+1>2 になる。そういう動物は人間だけだし、それが使命のようにも思う。

Posted by riko at 2003年04月16日 18:33 | TrackBack
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