(C)Herald Tribune April 21, 2004 (-The Economist, London)
シリアは独裁政権(dictatorship)だけどフセイン政権下のイラクよりぜんぜん安全だ。シリアはイスラエルの兵力には匹敵しないし、トルコやアメリカ占領下のイラクに取り囲まれている。UNにも武器の申告をちゃんとしてるし。
国際法のもとでそんな脅威にならないだろう。
アメリカはそんなに鼻息を荒くしなくてよいだろう。新たな民主化政権の妨げにはならない。
アメリカはシリアがパレスティナのHamasのようなテロリストを擁護していると躍起になっている。シリアはHamasはテロ集団でなくてmovementだと講義している。Assad大統領はHamasの自爆攻撃をフランスのナチスへの抵抗になぞらえている。だからシリアをつぶすことはユダヤ国家を揺るがすことになるし、それはBushが宣言する新生アラブというパレスティナのtwo-state解決策ではなくなっちゃう。
シリアはかつてのイスラエル-アラブ間の平和を揺るがす存在だったが、今はアメリカのイラク再建ほど危険な存在ではない。/
・・・そんなころ私は… ブラボー!『Quidam』!!(Cirque du Soleil)
ファンタジックで哲学的な、ギラギラ飾り立てたキリコの絵みたいな・・・っていうかかなりラリってるかんじの舞台演出と、
鍛えぬいた身体、洗練されたアクロバット。
この、虚と実が共存しているところがすごい。
『Diaboros』中国ヨーヨーの女の子たち!もう何十年もやってるような落ち着きっぷりといかにも楽しそうな弾むステップ
『Vice Versa』静寂でゆっくり流れる時間の中で、禅のようなギリギリの緊張感と男女ふたりの身体で表現する究極の美。
『Banquine』ここには難しい仕掛けや道具はひとっつもない。あるのはヒトの身体と巧みな技だけ。まるでトランポリンの上をはねるようなジャンプ、ターン、フリップ!
何度もいうけど、ここには種も仕掛けもない。疑いようのない感動だけがあります。
(私が行きたい行きたいって吹いてたら先回りしてチケットとってくれてたkobaさん、ありがとう!)
・・・で、感動覚めやりませんが冷徹にworkに戻り、ほのぼのと『はなまる』で讃岐うどん食べて、夕べはおとなしくおうちにかえりました。
QUIDAM いいですよね。フジテレビの宣伝で閉口してしまったわたしは、宣伝は逆効果でしたが、シルク・ド・ソレイユと演目はどれも中身はすばらしいものでした。カナダにいきたくなります。
はなまるというか讃岐うどんも、まだ東京では貴重な存在に思います。当たり前の存在になるとうれしいです。
Posted by: hirata on 2003年04月21日 03:47