2003年06月30日

野瀬家、近又、の坪庭

光村推古書院(C)京都 坪庭

京都の坪庭はちょっとした小宇宙(近頃、京都かぶれな私)。この写真集を目下坪庭設計中の父に送った。

・・・実家に帰った。生まれ育った実家がもうすぐ取り壊され、新しく棟上するのです。両親の世代は不動産信仰があつくって、一生の集大成としてやはり自分でうちを立てたがる。一方私は動産至上主義者。新しいのも楽しみだけど、築たった40年の我が家にはなかなか感慨深いものがあります。うち中をいとおしく見つめて歩いた。二間続きの和室とその広縁、必要以上に長い廊下(むかしここをからぶき掃除することを美徳とされていて、それがいやだったけど、おかげでいまだにツルピカなのです)、今日はヤマモモがテーブルにのってるダイニング、ちっちゃいけど機能的だった父の仕事部屋、箪笥や仕切りをはずすと大きな続きの間になる両親の部屋、もみじや白梅、松のある玄関、まだ祖父の名前のままの表札、、、 動産至上な私ですらやや感傷的にさせる、生まれ育ったうちってやっぱりスゴイ。(そして、いったい誰がローンを払うんだ?)

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Posted by riko at 2003年06月30日 22:35 | TrackBack
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