2009年12月23日

医者の言い分 ――放送記者から医師になってわかったこと

NHKで放送記者から山口大学医学部を経て、医師になった野田一成さん。P.21「記者は確かに面白い。でも、どう踏み込んでも第三者にしかなれない。」ので、医学部を受験しちゃったそうだ。それで医師になれちゃったのがすごい。外の世界から客観的に医療界を見れる感覚は、立場こそ違いますが私も近いものがあります。なんせ、この専門分野、なかなか特殊で一般社会とは違う感覚で動いてることがある。

また、無駄な訴訟や、救急タクシー、過酷な勤務医の実態などを、医療崩壊も記者の目で観察している。一方で、手の施しようのない患者さん、亡くなるまで見舞いに来ない家族、昔ならきれいに逝かせてあげられたのに高度医療のおかげで浮腫んで迎えさせる死、、、そういったエモーショナルな一面も。「風邪ぐらいで病院に来るな」って思いながらも、結局こういう患者さんに納得のいく説明をするのも医師の仕事、という筆者の意見には賛成だ。

P.58 「学生を先生と呼ぶのはどう考えてもおかしい。案の定、互いを先生と呼び合う変な学生まで師出現した。」

P.87 「勉強するのは得た知識を臨床や研究の場で生かすこためであり、自分に知識が増えたことそのものに陶酔するなら、それはもはや自己満足に過ぎないのである。社会に貢献することができ、その対価として給料をもらい生活の糧にする。私はそれを仕事の喜びだと考えている」


・・・そんな中私は、ウチの社員のYちゃんと、オフィス大掃除!! 体育会系商社マンDくんに言わせると「社長がトイレ掃除する会社は成功する」らしいので、(わたし、体育会系じゃないんですけど)やってみた。ご褒美はアクアビッツ@青山のランチ。

Posted by riko at 2009年12月23日 23:31 | TrackBack
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