2003年05月07日

Weblogs, Democracy, Risk and Japan

日本再生のへの提言-Weblogs, Democracy, Risk and Japan

by Joichi Ito(C), The XML Consortium the third annual meeting, May 7, 2003

1. 日本の元気がない。
・理由として、lack of entrepreneurship, lack of diversity などがあげられる。
 (Venture Capital/GDPの比が最下位)
・そういう意味で、日本は真の民主的ではない。
・ではどうするべきか。議論していてもダメ。革命を起こさねば。

2. ところで、Weblog ですが。CMSとしてだけでなく目下活気のよさで注目。
・XML-RPC Trackback, XML-RDF RSS など重要な機能でXMLが使われている。
・使い勝手も開発工数(大抵2、3人で開発)も、とにかく軽い。
  例: Net NewsWire, blogdev, Technorati 等。(by python, perl)
・moblogで i-shotの写真のシェアも。日本の得意分野かも。
・googleで、blogのエントリの方が、公式ニュースサイトよりも、上位になることも。
・MLだと古い順に落ちちゃうけど、
 blogだとリンク(trackback等)の数が決め手になる。
 したがって、情報の良し悪しは自然淘汰される。
 ものすごいdiversuty。民主的。
・googleのような検索エンジンすら脅かす存在に。300万ユーザ。
・加えて、Creative Commons で著作権すら軽いスタンダードに。

3. こういうのがまさに民主化。では何が人を wake up させるか。
・education/information
・social melt-down

4. おまけ(bonus page)
・地方がポイント。もっと知事を応援して、地方分権化を推進する。
・電子政府など、まさに分散化対象。
・シリコンバレー
・buying a farm
・talking too much!!
(ダボス会議用のプレゼン資料だそう。)


Q/A.
Q. このXMLコンソーシアムのような大企業法人対象の標準化団体による標準化と、Joiさんが紹介するRSSのようなボトムアップの標準化にはプロセスにギャップがある。民主的なボトムアップトレンドから、この団体としては何を学ぶべきか。(by riko)
A. 本日の講演内容自体もあえてショッキングなものにした。まずはやってみて、「軽さ」を体験することが大事。Amazon.com, googleの提供するWebサービスでもいいし、Weblogでもよい。とにかく大企業のみなさんこそ「軽さ」を体験してみてください。(by Joi san)


・・・私(riko)が今日の講演から学んだことは、むりにファットな企業のオジサンたち向けの味付けにしないで、たまには小回りのきくショック療法なトピックもよいな、ということ。あと、snがJoiさんのblog講義にショックを受けて(?)blogはじめたと聞いていたので、今日の出席はとても楽しみにしていた。はは~ん、きっと、power-to-the-people的なところにknock outされたのだな。。。 質問できたことには満足だが、もっとelevator-pitchを修行して質問力のクオリティ(short, precise, sharpか?)をあげなきゃね。
  この会場で、pinoさん、ejmさんとはご挨拶できずザンネン。久々にお会いした元U社のmur部長は退職して、標準化団体Rに今後の生涯を捧げる模様。すてき。

・・・その後私は、officeにはもう戻らず、ジムへ。カニ状腹筋への道は遠い。

・・・さっきCNNでは、SARSでUCBがhit regionの学生をbanしているとのこと。シリコンバレーなんて深刻だろうな。そのあとは、Lary King Live で Lisa Marie Presley にずけずけ質問するトーク!

Posted by riko at 2003年05月07日 23:54 | TrackBack
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