2003年05月25日

The Oily Americans

TIME Inc(C)TIME(タイム) May 19, 2003

P.39 The Oily Americans
50年に長きにわたる、石油にまみれた、中東と米国の歴史。登場人物は、第一幕(1950年代)では、イラン、英、米  第ニ幕(1970年代)では、米、ソ、アフガン、イラン、イラク、サウジ。

1)1950年代:一部英政府も入ってるAnglo-Iranian Oil Co.が全イラク中の石油の営業権を握ってた。そこでは原油のレートと価格、そして、イランの手取額が決められていた。イランと英の間で交渉を担当していたのがイランの上院議員Mossadegh。彼は、のちのち産油国と米企業の間での標準にもなるのだが、50/50の契約を求めた。英はそれを拒み、Mossadeghは国営化に成功、National Iranian Oil Co.となる。

英に取って代わって米が参入。石油をデリバーする手段をイラン単独では持ってなかった。また大量に出まわることによる価格の暴落で脅かしつつも、結局経済制裁があったので、ちょっとしかデリバーできなかった。ついに、Eisenhower政権で海外支援は打ちきられ、ソ連の侵攻のウワサで市街では暴動が起き、アンチソ連、アンチ英のMossadeghは失脚。親米派のPahviが統治に返り咲いた。メディアでは民主パワーによるクーデターとも言われた。

一方そのころ、イギリスは手放したことを後悔していて、なんと、CIAに歩み寄っていた。CIAはイランの新聞に親Pahvi、反Mossadeghな情報操作をしたりし、Mossadeghは失脚、イギリスはイランを再び取り戻した。そしてそこには、ExxonMobil, ChevronTexacoの前身たちも参入した。

一方、米は海外支援の蛇口をひらいた。25年にわたり税金から投じられた額、なんと20 billion USD以上。その殆どは、イランの軍やPahviの私警察の支援にあてられている。

2)その後1970年代後半:ソ連とアフガン。ソ連はこれまで石油を自国でまかなっていたのにまもなく無くなると主張し、カーター政権のとき、アフガンを通って中東に入ろうとした。レーガン政権になって、Weinberger国防庁長官はペルシャ湾岸に基地を設置することを主張、サウジにそれを設置し、Egyptなどと共同軍事訓練なども行った。そしてソ連を抑えるため、多額のUSD、大量の兵器をアフガンのゲリラに与えた。現在、米の敵Bin Ladenとなっているゲリラの手に渡っている兵器が、まさにそれだ。

同じ頃、イラクのHusseinを秘密裏に支援していたレーガン政権。1980年代のイランのイラク攻撃以後、米は現地に残った。化学兵器の存在も米は知っている。

結局のところ、ソ連・ロシアに石油の欠乏はなかったし、それどころか、サウジに次ぐ世界第二位の石油産油国。中東の石油の主要な買い手でかつ3 million bblを米を含む他国にシップしている。世界だって、石油の欠乏なんてしていない。国内の保有をおろそかにし輸入に頼ってきた、唯一、アメリカだけが危ないのだ。


・・・本日も晴天のなか終日bkk@銀座。秋に種を撒き始めてから6ヶ月たった。あいかわらずlow performanceではある。しかしここ数週間、S/Cとも、かけた負荷に手ごたえがアル。(というのも自分の言葉で理由を述べることができるのだ。)こんなこと言って信じてもらえるほど世の中甘くないが、私の師匠こそが信じてくれている有難さ。こんどこそ本物のbreak throughか。そうだといいな。継続的な負荷はbreak throughなり。ローマへの道は半年以上かかる。石の上から早く飛び立ちたいよ。。。

・・・ランチ@ISORA blu(03-5524-2520)♪ ピッツアはいずれも薄型だが生地はモチモチ、程良い塩加減、縁辺部は強火の釜ならでわの焦げでクリスピー!!こんなおいしいピッツア、久しぶり!! "Polopo"(\1700)はフレッシュトマト、イイダコ、オレガノで、オレガノの香りと海の塩気とトマトのジューシーさが絶妙のコンビネーション。"PomodoFres"(\1600)はトマト、モッツアレラ、プチトマトで、ダブルトマトにこってりモッツアレラが挟まっているのだが、プチトマトの方はレアなので酸味がたまらない。白じゃこのパスタ"Lingu Bianchetti"(\1800)はチーズがまったり絡んでいるにもかかわらずさっぱり味でこれまたイケル。これだけで、2.5人分くらいでした。


・・・そして、銀座吉水(03-3248-4432)を下見。Japanese高級B&Bだ。柿渋塗りの竹の床、藍の竹の床、急がなくてよさそうなお風呂、特注のつくばい、ひとつひとつ違う机やランプ、50人程度のミーティングスペース(昨日は源氏物語の会が開催されたそう)。お部屋はミニマムだけど、窓が二面に必ずあるので、決して息苦しくない◎。なにより、ひと、がいいね!! スタッフの女性は吉水をとっても愛している感じがしたし、これって最高のホスピタリティ。吉水 in progress なのもいいね。部屋、場所、価格から、ひとりで優雅な家出か、気心の知れた女友達または姉妹でとか、つまり京都の片泊まり的に利用するのがよろしいかと思いました。

Posted by riko at 2003年05月25日 23:50 | TrackBack
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