2003年06月12日

Getting it Together - Japan's Ghost Towns

ニューズウィーク・インターナショナル(C)ニューズウィーク英語版 June 9, 2003

P.36 Getting it Together - Japan's Ghost Towns
日本の地方町村の合併があいついでいる。地方のファイナンスが上手く回ってない原因として以下。

・支出として町の職員、設備など維持費が最も多く、次いでdebt。
・1990年代に過剰な設備投資をした。
・収入として、税収は高齢化で1/3に減った。

現在のコイズミ政権の考え方は以下。
・地方への補助金を削減したいので合併を促進。
・合併推進策として、2005年までに合併えお承諾した町村には、税金と現金のインセンティブを与えている。

また、これまでの政策背景として、
・WW1後、貧富の差を緩和するために中央集権の税制にした歴史が、いまも根強く生きている。
・WW2後国家再建のため自民党、大蔵省は、Fiscal Investment Loan Programと郵便貯金を進めてきた。
・FILPは、ほぼ無利子でお金をborrowして(GDPの)、ほとんどが地方に所在するquasi-pablic companyにloanするもの。
・日本はここ数十年、米国に倣った低い税率、欧州に倣った高い公的支出。

合併のロジックはこう。
・return on public investmentはそれを受け取る町村の規模により減額される。地方のreturnは都市部の2倍で、しかし人口あたりのpublic investmentは地方で4倍だ。
・中央と地方の間のauthorityをoverlappingし、複雑な税金分配方式と特別交付金profusionがporkbarrel policianにfavorする。

なんだけど、対立の構造もある。
・合併案の反対者は町村の役人であり、町村の住人ではない。
・大蔵省は司法側に息のかかったひとを送り込み、合併策を推進しようとする。
・一方、総務省は地方の税と経費の自由化を推進している。

結論として、
・このままの財政では、地方は、病院、学校など、サービスのクオリティを維持できない。
・今のところ、合併が一番の解決策。


P.50 The Giverny of Japan
広島県Nomi島の町議・釣具店経営の方が個人でモネのジヴェルニーの庭を模して睡蓮の池のある庭を作った。モネは日本文化に影響を受けて連作を書いたが、逆に日本にこんなファンがいるとはね。これまで日本では美術館、カフェなどでは同様の試みがあったが、個人で費用3000万円だからスゴイね。しかもこの方、実際ジヴェルニーには行ったことがなく、画集のみで、素材を選んだりしたそう。…ちなみに私が旅行した1999年の晩夏はひまわりや芥子が咲き乱れ、すばらしかった!


…そんなころ私は、来週から渡米する美奈子の送別会@西麻布まんざら、なのでした。こんなに深く気持ちを共有できる親友にめぐり合えたことに感謝。彼女のすごいところは、人の痛みをストレートに共感できるところ、包容力があるところ、甘え上手の甘えられ上手。めでたい門出、とはいえ、みんなのお母さん的な存在なだけに(特にわたし 笑)、もうさみしくて仕方ないよ~。

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その後、上京中の母の滞在先@虎ノ門で合流。彼女の勤める大学が今度大学院を新設するとかで、その設置申請とファイナンスのために虎ノ門を訪れているらしい。新設学部のフォーカスは地方自治で、その政策を創造する人を育成することが目的。偶然、このニューズウィークとテーマが重なっていた。私の関心のある分野でもあるため、どんな大学院になっていくか、今後の議論が楽しみなのです。なのですが、母の関心はむしろ専ら、埼玉の名医の元で治療中の病気のことと、まもなく新築する我が家の設計のことのようです。

今日は、m○nexのstさんとランチ。将来性が高いのにいまPER(株価収益率)の低いT社がオススメとのこと。stさんの自転車通勤がうらやましい今日この頃。

Posted by riko at 2003年06月12日 23:49 | TrackBack
Comments

looking for a ghost story around misawa, aomori area

Posted by: steve on 2003年09月06日 14:25

You mean ASO(Action Sunshine Oirase) Plan?!

Posted by: riko on 2003年09月07日 15:43
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