2004年03月24日

eBay: Buy It Now?

米国McGraw-Hill社(C)BusinessWeekOnline March 23, 2004
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(※上記はイメージです。今週のBusinessWeek誌とは何ら関係ございません☆)

まだまだ伸びるよ~、eBayは。ってコト。前年度比79%増だった$2.2billionの売上イコール、まだ$1.9trillionある市場規模全体のシェアの5%に満たないんだって。また、eBayは現在株単価$69で総資産$44billionなんだけど、これはSears Roebuck, Costco Wholesale, Amazon.comの三社の総資産を合わせた額より大きい。アナリストたちはこぞって、まだまだ伸びるよ、eBayは、と言っているんだけど、その理由はこうです。

まず、インターナショナルが伸びてるってこと。前年度比96%増。前四半期には$211billionを記録した。特に中国。昨年買収した現地法人EachNetをコアにしてるんだけど、このEachNet自体、そもそもeBayをモデルにして設立されたサイトだ。

次に、PayPal。2002年にeBayが$1.5billionで買収した決済サービスだ。売り手と買い手の両方を含む口座は73%増。$131millionのrevenueを得た。もうeBayの中の購入プロセスでは無くてはならない存在になっているから安定した固定収入が得られるのは必須だ。更に今後、独自には決済機能の持てないようなweb小規模商店用にPaypalを提供していこうとしている。

最後に、サイトをどんどんブラッシュアップする努力を続けている。インチキ業者撤廃とオークションに不慣れな新規ユーザのための固定価格制の導入などだ。後者は既に売上全体の28%を占めるようになっている。

eBayのp-e ratioは依然高い。p-e-to-ernings-growth ratio(PEG)は1.5(2004年)でS&P500全体とほぼ同等、S&P500's info-tech indexより16%少ない。eBayの株価は総じて不安定ではなく、大きな揺れもきっとないだろう。米国での伸びは鈍化しているものの、それでも38%伸びつづけているし、それ自体はeBayを脅かすものではなんらない。


・・・どなたか通りすがりの親切な方、「PEG」について教えてくださいまし。知らないことがたくさんあるのって、いろんな賢い方からシェアしてもらえるから、幸せだなあ。

・・・そんなころ、私がとある選考をパスした(この件、話すと相当長~いので、別のblogでそのうち語せてー(興味ないっすかね;-)))のをなっちゃんが一番よろこんでくれた。そして早速間髪入れずにお祝いをしてくれたの。恐るべしこのひとの行動力とホスピタリティ!お寿司いって、ゲルマニウム(たまたま今日松本大さんのマネログにもあってビックリ)行って満足~。大好きなチューリップ「Happy Generation」とCD「HIROSHI FUJIWARA IN DUB CONFERENCE」まで頂いて、riko、幸せ!! なっちゃん、ありがとう!

Posted by riko at 2004年03月24日 01:12 | TrackBack
Comments

早速stさんからコメントいただきました~。PEGとは、PER(Price Earning Ratio;株価収益率)を一株当たりの成長率で割る指標のこと。伸び盛りの会社はPERが極端に変動しちゃうので、その企業成長をも加味する投資指標。例えば、PERが100倍と出ても成長率が50%なら、PEGは100/50=2という指標になる。つまり、eBayは成長率が高いのでPERだと高水準だけど、それを成長率で割ると、S&P500の成熟した企業とほぼ同水準なので、特に割高感はないよ、ということだそうです。ほんっと私ったらトンチンカンなのに教えてくださって、stさん、どうもありがとうーーー♪

Posted by: stさん代理riko on 2004年03月25日 10:20
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